サヨナラ打のG坂本が1位、中日助っ人も登場 ハイレベルなセ首位打者争い

13日は試合中に目まぐるしく順位変動、ナニータは規定打席到達

 開幕から1か月が経過し、セ・リーグで熾烈な首位打者争いが繰り広げられている。13日の試合前まで、1位は山田(ヤクルト)の.360、2位は坂本(巨人)の.359、3位はエルドレッド(広島)の.351と3選手が3割5分以上を記録。13日のゲームもそれぞれがスタメン出場。試合中も目まぐるしく打率が上下し、順番が何度も入れ替わった。

 1位だった山田は巨人・菅野に抑え込まれてノーヒット。打率は.347となった。2位だった坂本は延長12回を戦い、最後の6打席目でサヨナラ安打となる二塁打を放つなど2安打1四球をマーク。打率.361で、トップに立った。3位だったエルドレッドは3打数2安打1四球とマルチヒットを記録。.358と打率を上げ、坂本に続いて2位・・・かと思われたが、もう一人、打率3割6分超えが現れた。中日のナニータだ。

 ナニータは20試合連続安打を記録するなど、ヒットを量産。開幕当初は控えにまわる試合が多く、規定打席に到達していなかったが、安打を重ねるごとにスタメン出場が増えた。ようやく13日に規定到達。広島戦では3打数2安打1四球で打率.360。坂本がサヨナラ安打を放つまでは、セ界の打率トップだった。

 13日の終了時では1位は坂本の.361、2位はナニータの.360。3位はエルドレッドの.358、4位が山田の.347とハイアベレージの打者が並ぶ。試合の結果だけでなく、1打席1打席で変わるセの打率争いも注目だ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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