3000安打を「達成しなければ」…敵地メディアはイチローの来季去就にも注目

限られた出場機会で結果を残すイチローだが…「彼はメジャーに戻ってきますか?」

 マーリンズのイチロー外野手は17日(日本時間18日)の敵地フィリーズ戦で代打で出場し、左前打を放った。これでメジャー通算2949安打とし、3000安打まで残り「51」。今季は限られた出場機会で結果を残しているが、敵地メディアでは、レジェンドが今季中に3000安打の金字塔に到達できなかった場合の来季去就を案じる声も出ている。試合はマーリンズが1-3で敗れた。

 9試合連続でベンチスタートとなったイチローは、3点を追う7回1死一塁の場面で代打で登場した。敵地で試合を中継する「コムキャスト・スポーツネット・フィラデルフィア」ではここで、メジャー通算3000安打まで52本に迫っていることを紹介。すると、マリナーズでイチローとチームメートだった元捕手の解説者、ベン・デービス氏は「今年(3000安打を)達成しなければ、彼は(来年)メジャーに戻ってきますか?」と心配そうに話した。

 イチローは中継ぎヘルナンデスの2球目を詰まりながらもサード後方に落とすヒットで出塁。デービス氏の“問題提起”に「それは大きな問題ですね」と語っていた実況は、こう続けた。

「(その心配は)正しいと思います。日本、シアトル・マリナーズ、ヤンキース、現在のマーリンズとメジャーリーグにおけるイチローの存在意義を考えると、彼が3000安打を達成せずに球界から去ることは本当に残念です」

 イチローは今季開幕前、マーリンズとオプション付きの1年契約を結んでいる。1年の契約延長オプションを行使する権利は球団側が持っており、50歳まで現役続行を熱望するレジェンドが残留するかは分からない。

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