ロッテ涌井、9回1失点の力投も…2戦連続完投負け 首位SBと4差「何もない」

伊東監督は初回1死三塁の好機を悔やむ「外野フライ1本でも上がっていれば…」

 ロッテ涌井秀章投手は27日、本拠地ソフトバンク戦に先発も、19日の西武戦に続いて2試合連続の完投負け。首位追撃への大事な初戦で130球を投げ、被安打7、5奪三振と力投。7回に今宮に浴びた中前適時打による最少失点に抑えたが、無援護で0-1で敗れた。

「今日は全力で取りに行く。それにはワクがしっかり投げてくれることが前提」と話した伊東監督の期待通りの投球だった。初回2死三塁で4番内川を149キロの直球で空振り三振に仕留めたのを手始めに、シンカーを効果的に使い、さすがのピッチング。2桁安打を続けるソフトバンク打線を牛耳っただけに「今日は何もありません」と4ゲーム差になった敗戦にうなだれた。

 打線も初回に1死三塁とチャンスを作ったが無得点。伊東監督は「あそこで外野フライ1本でも上がっていれば違った展開になっただろうけど、打線が打ちたい気持ちが強く過ぎて、引っ張りにかかっていた。逆方向への意識があれば違っていたかもしれないが、あと2つあるので、何とか取り返したい」と気持を切り替えていた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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