“速球王”ヒックスの「えげつない」スライダーが話題 相手打者は転倒、腰砕け…

カージナルスのジョーダン・ヒックス【写真:Getty Images】
カージナルスのジョーダン・ヒックス【写真:Getty Images】

今季から守護神を務める22歳、前日にサヨナラ負けもリベンジに成功

 カージナルスの“新速球王”、ジョーダン・ヒックス投手の衝撃的なスライダーが話題になっている。MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」は「ジョーダン・ヒックスが非常に素晴らしいスライダーでパイレーツの打者たちを跪かせた」とのタイトルで特集を掲載。カージナルス公式ツイッターが投稿した動画を公開しているが、左打者2人は体に向かってくるボールに完全に体勢を崩されて転倒してしまっている。

 記事では「カージナルスの救援投手であるジョーダン・ヒックスについて知っておくべきことが1つあるとするなら、それは控えめに言っても、彼はえげつない球を投げるということだろう」と紹介。メジャー2年目、22歳のヒックスは人類最速タイ105.1マイル(約169.1キロ)の速球や100マイル(約161キロ)のシンカーを投げることで有名だが、スライダーも一級品だ。

 話題になっているのは、1日(日本時間2日)のパイレーツ戦の9回、まずは先頭コーリー・ディッカーソンが内角スライダーを空振りした後、あまりの変化に転倒。膝から崩れ落ちている。名捕手モリーナも捕球できないほどの変化だ。さらに、メルキー・カブレラ外野手との対戦でも、ストライクゾーンに向かって投げ込んだように見えるボールが、急激に変化し、足元でワンバウンド。スイングしなければ完全にボールだったが、態勢を崩したカブレラは思わずバットを振り、“腰砕け”状態となっている。

 記事では、この試合のヒックスについて「紛れもなく乗っていた」とし、「乗っている時のヒックスは、目が離せない」と指摘。さらに、「(対戦した)コーリー・ディッカーソンとメルキー・カブレラにとって非常に残念なことであった」と打つには難しいボールだったと絶賛している。

 今季からクローザーを務めているヒックス。31日(同1日)の試合では9回裏1点リードを守れずサヨナラ負けを喫してしまった。しかし、この日は“えげつない”スライダーを駆使し、9回裏5-5から2回を無失点に抑え、6-5の勝利に貢献している。

【動画】“速球王”ヒックスの「えげつない」スライダーに打者は“キリキリ舞い”! 転倒、腰砕けする“無様”な姿が…

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