田中将大、“天敵”アストロズ相手に6回3安打1失点の快投 2勝目の権利持ち降板

アストロズ戦で好投したヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
アストロズ戦で好投したヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

アルトゥーベに特大弾浴びるも…メジャー屈指の右腕バーランダーに投げ勝つ

■アストロズ – ヤンキース(日本時間9日・ヒューストン)

 ヤンキースの田中将大投手は8日(日本時間9日)、敵地アストロズ戦で今季3度目の先発登板。メジャー屈指の右腕ジャスティン・バーランダーとの投げ合いで6回3安打1失点3奪三振2四球と好投し、今季2勝目の権利を持ってマウンドを降りた。

 アストロズはレギュラーシーズンでは過去5度対戦し、0勝2敗、防御率8.87と苦しんでいた“天敵“。田中は初回、先頭スプリンガーをスプリットで遊ゴロ、アルトゥーベはスライダーで右飛。続くブレグマンは中前打も、4番のブラントリーはスプリットを打たせてニゴロ。好スタートを切った。

 2回は田中、バーランダーともに3者凡退。しかし、ヤンキース打線は3回、1死満塁の好機でボイトがライト前に運ぶタイムリー。サンチェスは二飛、トーレスは遊ゴロと追加点は奪えなかったものの、先制に成功した。

 田中はその裏、ホワイトはスプリットで空振り三振、チリノス、スプリンガーはスプリットで三ゴロと2イニング連続の3者凡退に抑える。ところが、4回は先頭アルトゥーベに2ボール1ストライクからスプリットを捉えられ、レフトスタンドの看板より上に当たる一発を浴びた。飛距離448フィート(約136.6メートル)、打球の初速109マイル(約175.5キロ)の特大弾で同点。3試合目で今季初被弾となった。

 続くブレグマンには今季初の四球を与えるも、ブラントリーは三ゴロ併殺打、コレアは三振と勝ち越し点は許さない。すると、直後の5回にジャッジがバーランダーから右翼へソロ弾。すぐに勝ち越しに成功した。

 田中は5回、この試合3度目の3者凡退に抑える。ヤンキース打線は6回、フレイジャーのタイムリーで1点を追加。バーランダーは6回3失点で降板した。

 その裏、田中は先頭チリノスの二塁打を浴び、スプリンガーは四球で無死一、二塁に。前の打席でホームランを浴びたアルトゥーベは遊ゴロも併殺は取れず。しかし、ブレグマンは浅い右飛で2アウト。さらに、ブラントリーはニゴロに仕留め、ピンチを無失点で切り抜けた。

 田中はまだ78球(ストライク50球)だったが、7回のマウンドにはブリットンが上がった。田中は防御率1.47となった。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY