ダルビッシュ、完全復活はまだ先? 米野球専門誌「ピークの姿からは程遠い」

カブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
カブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

ここまで1勝3敗、防御率5.96と勢いに乗れないダルビッシュ

 カブスのダルビッシュ有投手は今季、ここまで1勝3敗、防御率5.96。完全復活に向け試行錯誤に日々が続いているが米国の権威ある野球専門誌「ベースボール・アメリカ」は「ピークの姿からは程遠い。カブスが望んだ結果ではない」と厳しい言葉でダルの現状を評価している。

 昨季は右腕の度重なるケガに苦しみ8試合登板、1勝3敗、防御率4.95に終わった。完全復活を目指す今季は開幕ローテに間に合ったものの黒星が先行する苦しい状況が続いている。

「ベースボール・アメリカ」はここまでのダルビッシュを「かつてのエースは、未だ軌道に乗れていない」と紹介。ケガで苦しんだ昨季の成績と比べても「今年はさらに酷いものである」と“酷評”している。

 ダルビッシュは今季5試合に登板し最長イニングは5回2/3で記事では一度も6回を投げ切ったことがないことを指摘。前回登板のダイヤモンドバックス戦は5回5安打3失点(3敗目)と一定の投球を見せたことを評価しつつも「全体的に彼はレンジャーズ時代のピークの姿からは程遠い。そして、6年1億2600万ドル(約141億円)で彼と契約した際に、これはカブスが望んだ結果ではない」と、厳しい言葉を並べている。

 シーズンはまだ始まったばかり。今季は最速159キロを記録するなど力強さを取り戻しつつあるダルビッシュ。次回登板が予定されている27日(同28日)のダイヤモンドバックス戦では周囲の“低評価”を覆す投球に期待がかかる。

(Full-Count編集部)

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