中日、5割逆戻り　2番手田島が9戦ぶりに失点　阪神は糸井決勝打、藤川が今季初勝利

阪神を上回る11安打を放ったが、試合をひっくり返すことが出来ず

■阪神 4-2 中日（28日・ナゴヤドーム）

　中日が5割に逆戻りとなった。28日、本拠地ナゴヤドームでの阪神戦。2-2で迎えた7回に2番手田島が2点を失い、接戦に競り負けた。

　1点を争う攻防だった。先制したのは阪神。2回に柳から糸原、梅野が連続二塁打を放って1点を奪った。中日は3回、加藤の右前安打、柳の犠打でチャンスを作り、平田が左前適時打を放ち、すぐさま同点に追いついた。

　阪神は4回、木浪の右前安打などで2死一、三塁のチャンスを掴むと、投手の岩貞の場面で一塁走者の木浪が二盗を仕掛けた。捕手の加藤は二塁へ擬投しようとしたが、手がボールが溢れ、三遊間を点々。その間に2点目を奪った。

　中日は5回2死満塁で、阿部が遊撃への適時内野安打を放って再び同点に追いついたが、7回に阪神が三度勝ち越し。1死二、三塁で、2番手の田島から糸井が一塁線を破る2点適時二塁打を放った。

　中日は2番手で登板した田島が9試合ぶりに喫した失点が決勝点になり敗戦。打線は阪神を上回る11安打を放ったが、試合をひっくり返せなかった。阪神は6回を無失点に抑えた藤川球児が今季初勝利をマークした。

（福谷佑介 / Yusuke Fukutani）