外野手がファンのビールでずぶ濡れ…敵軍の動画付き「乾杯」ツイートに疑問の声

ブルワーズのブラウンがフェンス際でジャンプも…ファンがこぼしたビールでずぶ濡れに

■メッツ 5-2 ブルワーズ（日本時間29日・ニューヨーク）

　28日（日本時間29日）の試合で、フェンス際でボールを捕球しようとしたブルワーズのライアン・ブラウン外野手にメッツファンがこぼしたビールがかかり、ずぶ濡れになったアクシデントが波紋を広げている。ニューヨークのシティ・フィールドで起こった“事件”だが、メッツが球団公式ツイッターでこの瞬間の動画とともに「乾杯、ブルワーズ！」と冗談交じりに投稿すると、コメント欄には疑問視する声が続々と寄せられた。

　アクシデントは初回1死走者なしの場面で起きた。メッツのアロンソが放った左翼への大飛球をブラウンが追い、最後はフェンス際でジャンプ。しかし、フェンスに直撃したボールをグラブに収めることができず。同時に、体を乗り出して捕球しようとしていたファンのカップから大量のビールがこぼれた。ブラウンはずぶ濡れに。ファンはビールが入っているカップでボールを捕球しようとしていたようだ。

　米全国紙「USAトゥデー」は「ブルワーズのライアン・ブラウンがキャッチしようとしてビールをかけられる」とこの場面について特集。記事では「ミルウォーキー・ブルワーズのチーム名はビールにちなんでいて、多くの選手が時々ビールを楽しんでいると思う」と伝えた。ブルワーズの本拠地ミルウォーキーは、アメリカの大手ビールメーカー「ミラー」の創業地。球団名の「ブルワー」は「醸造者」の意味だが、同紙は「彼らは自分の仕事をしようとしている時に頭からビールをかけられることを好んでいないとも思う」と指摘している。

　その上で、問題のシーンについて「しかし、それが正に日曜日にブルワーズの左翼手ライアン・ブラウンに起こったことだった。彼はニューヨークのシティ・フィールドでフェンス際に行き、ピート・アロンソの打球をキャッチしようとしたメッツファンにビールをかけられた」と回顧。もっとも、「ブラウンは笑い飛ばすことができた」として、ヒットを打ったアロンソが「ちょっと面白かったね。僕たちには熱心なファンがいて、それは素晴らしい。（ブラウンには）タフな状況だった。ちょっと変わったプレーだったね」と話したことも紹介している。