田中将大が3敗目、課題はスプリット!? 指揮官「以前のように打者が追わない」

Dバックス戦に先発したヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
Dバックス戦に先発したヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

4回3失点で黒星先行に、ブーン監督「スプリットは良くなってきていると思うが…」

■Dバックス 3-2 ヤンキース(日本時間2日・アリゾナ)

 ヤンキースの田中将大投手は1日(日本時間2日)、敵地ダイヤモンドバックス戦で今季3敗目を喫した。4回5安打6奪三振1四球。ソロ弾や暴投で3失点を喫した。試合は2-3で敗戦。審判への抗議で退場となったアーロン・ブーン監督は、スプリットがまだ本調子ではないと指摘している。

 田中は2回、無死ニ、三塁とピンチを背負うと、アーメドに右翼への適時打を浴びて先制を許した。さらに、ピッチャーのケリーの打席で痛恨の暴投。2点目を失う。4回は先頭マルテに7号ソロを被弾。5回の打席で代打を送られて降板となった。

 この日は74球を投げてストライクは47球。防御率は3.92。自身2連敗で黒星先行となった。試合後、地元テレビ局「YESネットワーク」は公式ツイッターで、審判への抗議で退場となったブーン監督の会見の動画を公開。指揮官は「スプリットは良くなってきていると思うが、まだ以前のように打者が追わない。良い投球をしていたと思うが、ワイルドピッチによる失点があり、マルテが本塁打を放った球は失投だった」と田中の投球を分析。“宝刀”スプリットのキレが本来のものではないと見ている。

 一方で「もちろん彼の最高の登板ではなかったが、我々にチャンスを与えるのには十分な投球をした。この2試合は打線が打てなかった」とも指摘。打線の援護があれば、降板のタイミングも変わっていたかもしれない。ヤンキースは怪我人続出で野手の主力がいないだけに、今は我慢の時期となっている。

(Full-Count編集部)

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