日本ハム、今季初の6連勝 代役4番の陽が6試合連続打点で奮起

3番大谷は3試合連続安打&好走塁、先発吉川は5月11日以来5勝目

 日本ハムは28日の西武戦(札幌ドーム)で3-0で完封勝ちし、今季初の6連勝を飾った。試合のなかった2位ロッテと2.5ゲーム差。首位ソフトバンクと9ゲーム差に縮めた。

 不動の4番中田が腰の張りのためスタメン落ち。“代役4番”に入った陽岱鋼が奮起した。初回2死三塁。初対戦のポーリーノから先制の左前適時打を放った。6試合連続打点で、最近6戦12打点の荒稼ぎだ。

 3回1死一塁では右前安打を放ち、2試合連続マルチ安打。1死一、三塁にチャンスを拡大し、2点目を呼び込んだ。4番の穴を埋めるに十分な活躍だった。

 プロ初の4番を期待された大谷翔平は「3番・指名打者」でスタメン。3回1死で3試合連続安打となる右前安打を放ち、1死一、三塁から田中賢介のバウンドの高い二ゴロの間に2点目のホームへ滑り込む好走塁を見せた。4打数1安打2三振だった。

 投げては先発の吉川光夫が味方の守備にも助けられ、5回0/3で6安打無失点。自身の連敗を4で止め、5月11日のオリックス戦(東京ドーム)以来の5勝目を挙げた。

 29日の西武戦(札幌ドーム)は中継ぎから先発へ再転向した斎藤佑樹投手が、今季初先発する。栗山監督が「球場を支配する力を持っている」と期待する右腕で、さらに連勝を伸ばしたいところだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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