大谷翔平、復帰3戦目&10打席目で初安打! 221日ぶり快音&第2打席でマルチ

復帰後初安打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
復帰後初安打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

初回好機でタイムリー、打球の初速179キロの大谷らしい痛烈な一打

■タイガース – エンゼルス(日本時間10日・デトロイト)

 エンゼルスの大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、敵地タイガース戦に「3番・DH」でスタメン出場し、第1打席で復帰初安打となる右前への先制打を放った。メジャー復帰から3試合連続でスタメンに名を連ねた大谷。待望の復帰初安打となる快音を響かせた。第3打席は空振り三振に倒れた。

 雨のため試合開始が遅れた一戦。タイガース先発は今季初登板初先発となる28歳左腕のライアン・カーペンター。大谷は初回、無死一、二塁の好機で打席に立つと、1ストライクからスライダーを打ち、鋭いライナーでライト前に運ぶタイムリー。フレッチャーが二塁から生還し、エンゼルスに先制点をもたらした。続くシモンズは併殺打も、エンゼルスはその間に2点目を加えた。

 大谷の安打は昨季最終戦となった9月30日(同10月1日)のアスレチックス戦以来、221日ぶり。7日(同8日)の復帰初戦は4打数無安打1四球2三振1打点、8日(同9日)は3打数無安打1死球と快音は響かなかったが、復帰3戦目でようやく待望の1本が出た。MLB公式サイトの解析システム「スタットキャスト」によると、打球の初速111マイル(約178.7キロ)。大谷らしい痛烈な一打だった。

 さらに、5-0となって迎えた3回は先頭打者として第2打席を迎え、101マイル(約163キロ)の痛烈な打球で三塁手のグラブを弾く内野安打。2打席連続安打で昨年9月28日(同29日)のアスレチックス戦以来、223日ぶりのマルチ安打を記録した。6-0となって迎えた5回の第3打席は1死一塁でフルカウントからスライダーを振り、空振り三振に倒れた。

 大谷は昨季、打者として打率.285、61打点、10盗塁、22本塁打をマーク。投手としても4勝2敗、防御率3.31の成績を残し、ア・リーグ新人王に輝いた。

 シーズン終了後の昨年10月1日に右肘内側側副靭帯の再建術(トミー・ジョン手術)を受け、地道にリハビリを重ね、4月下旬に実戦形式の打撃練習「ライブBP」を開始。マイナーでの試合に出場することなく、メジャーの舞台に戻ってきた。

【動画】大谷翔平、復帰10打席目で待望の初安打! 鮮やか右前打でチームに先制点をもたらす!

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