田中将大、7回1失点わずか73球の快投に敵将脱帽　「タフな相手で今夜もそうだった」

昨年のサイ・ヤング賞左腕スネルに投げ勝ち今季3勝目を手にした田中

■ヤンキース 7-1 レイズ（日本時間13日・タンパ）

　ヤンキースの田中将大投手が12日（日本時間13日）、敵地レイズ戦に先発し7回5安打1失点、7奪三振の好投で今季3勝目を挙げた。昨季のサイ・ヤング賞左腕スネルに投げ勝つ安定した投球を見せた右腕にレイズのケビン・キャッシュ監督も「彼はとても効率的だった」と称賛の声を上げていた。

　課題とされていたスプリットが冴え、スライダー、直球とのコンビネーションでレイズ打線を圧倒した。初回から5回まで毎回奪三振の快投。6回1死からメドウズに一発を浴びたが失点はソロによる1点のみ。今季5度目のクオリティースタート（QS、6回以上を自責3以内）と安定した投球を見せ3勝目を手にした。

　この試合を中継した「FOXスポーツ・フロリダ」公式ツイッターは敗戦を喫したキャッシュ監督の試合後会見動画を公開。7回をわずか73球、1失点と田中を攻略できず「球数を投げさせられなかった。だから、彼はとても効率的だった。彼とは以前にも対戦したことがあるが、彼は好調の時にタフな相手で、今夜もそうだった」と脱帽した様子。

　相手先発のスネルは初回1死から6者連続三振を奪うなど12奪三振と圧巻の投球を見せたが、田中も負けずとも劣らない投球を見せ昨季のサイ・ヤング賞左腕に投げ勝った。

（Full-Count編集部）