【日米大学野球】米国代表ホートン監督、初戦は侍Jに完敗宣言 「負けるべくして負けた試合」

日本先発・佐々木の前に12三振、敵将は驚愕「日本は三振をしない」

 第40回日米大学野球選手権大会が12日、新潟で幕を開けた。2回に先制しながらも、1-2で侍ジャパン大学代表に逆転負けした米国代表チームのホートン監督は「日本は思った通りいいチームでした」と脱帽だった。

 日米“ドラフト1位候補”の投げ合いとなったこの日は、予想通りの投手戦となった。米国代表の先発を務めたホウク(ミズーリ大)は4回に味方失策で出塁を許したものの、5回1死まで日本打線をノーヒットに抑える力投。2本の内野安打と死球で満塁としたところで、森川にライト前安打を許して逆転されてしまった。

 ホートン監督は、この日の敗因として「あれだけ三振してしまったら勝てない」と、手も足も出せなかった日本代表先発、佐々木の快投を称えた。敵将が称えたのは、佐々木の「チェンジアップ」だ。「チェンジアップを使わないであろうカウントで投げてストライクを取ったり、2ストライクから振らせたり。持ち球すべてを生かした高低差ある投球でバランスを崩された」と振り返った。

 また、この日受けた日本代表チームの印象として「投手がしっかりストライクを投げられるし、逆に打者は2ストライクから必ずバットに当てて三振しない。ディフェンスも素晴らしかった」と称えた上で、「今日は負けるべくして負けた試合だった」と潔く完敗宣言した。

 だが、このまま引き下がるわけにはいかない。第2戦先発予定の右腕ファエド(フロリダ大)は「今日の試合でどんな攻め方をしたいかイメージができた。ゴロで打ち取りながら球数少なく進めたい」と不敵な笑み。ホートン監督も「日本は投手力が売りだというから、第2戦も今日と同じくらい手強いだろうが、こちらはより積極的な試合運びを見せていきたい」と勝利に意欲を見せた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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