MLB後半戦の注目トップ3に「イチロー」 NY紙が特集「偉業に相応しい選手」

3000安打に残り「10」に迫るイチロー、「野球界にとっても素晴らしいこと」

 米地元紙「ニューヨーク・ポスト」がメジャー後半戦で球界を騒がすであろう10の事象を特集し、マーリンズのイチロー外野手をトップ3に挙げている。

 MLBでは12日(日本時間13日)に87回オールスターゲームが行われ、ア・リーグが4-2で勝利。15日(同16日)から後半戦がスタートする。NY紙はこのタイミングで注目ポイントをランキング形式で特集。前半戦を最高勝率で折り返したジャイアンツを最大の注目に挙げ、2010年、12年、14年と偶数年にワールドシリーズを制している強豪が再び頂点に立つかどうかに着目している。

 また、2位にはア・リーグ中地区首位と好調のインディアンスが入り、続く3位に「イチロー・スズキ」がランクイン。寸評では「3000安打達成は長い道のりを経ての偉業であり、2010年以降のイチローは決して平均以上の打者ではなかった。復活したマーリンズにおいて、活躍に値する打率.335、出塁率.412、長打率.390という成績で前半戦を終えたイチローは、2990安打まで到達した。チームにおける重要な一員として、偉業に相応しい選手として、記録に到達することであろう。彼にとっても、野球界にとっても素晴らしいことだ」とレポートしている。

 イチローは史上30人目の偉業まで残り「10」。当初は7月序盤での達成も予想されていたが、前半戦最後の7試合でスタメンを外れたことで安打数も伸び悩んだ。7月中の達成は出番次第となりそうだ。

 また、その他のトップ10には今季限りでの引退を表明し、好調な打撃を見せているデービッド・オルティス(レッドソックス)が4位、開幕から強さを発揮しているカブスが5位に入っている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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