オリ後藤、代打で執念の同点打でサヨナラ呼ぶ 「悔しいし、負けたくない」
最後は小田が左前へサヨナラタイムリーを放ち劇的勝利
■オリックス 5-4 ロッテ(22日・京セラドーム)
オリックスの後藤駿太外野手が22日のロッテ戦(京セラ)で9回に代打で登場し、2死から同点に追いつく中前2点タイムリーを放ち、サヨナラ勝利を呼び込んだ。チームは20試合連続1桁安打と苦しい状況が続くが劇的な勝利で連敗を止めた。
ドラマは最終回に待っていた。オリックスは初回に幸先よく先制したものの、6回にロッテの一発攻勢で逆転を許し、さらに8回にもダメ押しの1点を奪われていた。
それでも諦めない。2点を追いかける9回。ロッテ守護神の益田の制球が定まらず、チャンスが転がり込んだ。2死一、二塁から代打・中川が9球粘ってこの回3つ目の四球を選び出塁すると、西村監督は畳みかけるように代打・後藤を打席に送った。直球を振り抜いた打球は中前に弾む2点適時打。同点のランナーがホームに滑り込んだのを見届けると、一塁上で大きくガッツポーズ。「ストレートで抑えられると思われた。打ち返せてよかった」と殊勲打を振り返った。