前半戦3位のDeNA、球団創設5年目のCS初進出へ克服すべき課題は?
2位以下が団子状態のセ、前半戦3位のDeNAは後半戦で飛躍できるか
前半戦を3位で折り返し、2年連続でのAクラスターンを決めたDeNA。最大11あった借金を一時完済し、首位・広島を追う2位以下の団子状態を演出したが、18日から始まる後半戦で克服すべき課題も見えている。
それは、何よりも先発陣の整備だ。
6連勝するなど、破竹の快進撃を演じた5月。その立役者となったのが、スターター陣だった。月間MVPを受賞した石田とルーキー・今永がともに4勝ずつを挙げたのをはじめ、先発陣が奮投。一時は12球団トップのチーム防御率を誇った。6月には開幕から56試合連続で5回持たずに降板なし、という快記録も作った。
だが、6月4日のロッテ戦(横浜)で今永が初めて5回持たずにKOされ、19日に2軍落ち。先発陣に疲れが見え始め、さらに7月にはエースの山口が左足首捻挫で戦線離脱となった。
前半戦最後の9連戦のうち、残り4戦をすべて今季初先発の投手が登板。ペトリック、熊原は及第点の内容だったが、球界最年長のベテラン・三浦や7年目の国吉は立ち上がりから捕まり、ゲームを作れなかった。