8回途中6失点のダルビッシュ、米記者は8回続投に疑問「不満は理解できる」

レッズ戦に登板したカブス・ダルビッシュ有【写真:AP】
レッズ戦に登板したカブス・ダルビッシュ有【写真:AP】

7回終了時点で100球に達するも続投し、左打者に同点弾被弾、その後左投手へ継投

■カブス 8-6 レッズ(日本時間26日・シカゴ)

 カブスのダルビッシュ有投手は25日(日本時間26日)、本拠地でのレッズ戦に先発し今季3勝目を逃した。カブス移籍後最長の8回途中まで投げたが、12安打3本塁打6失点。同点に追いつかれてマウンドを降り、またしても本拠地初白星は掴めなかった。

 初回は無失点で切り抜けたダルビッシュだったが、2回にバーンハートに2ランを浴びて先制点を奪われた。味方打線が4回に一挙4得点を奪って逆転したものの、5回にプイグのソロ本塁打などで2失点、6回にはセンゼルに適時打を許して1点を失い、1点差に迫られた。

 7回を終えて球数は100球に達していたダルビッシュだったが、1点リードの8回もマウンドへ。だが、先頭のディートリッチに痛恨の同点ソロを被弾。続くイグレシアスにもヒットを許したところで108球で降板となった。今季最長の7回0/3を投げて12安打6失点。4月27日(同28日)のダイヤモンドバックス戦で2勝目をあげてから5試合連続で勝敗つかず。5月は0勝0敗、本拠地リグレー・フィールドでは移籍後、未勝利が続いている。

 移籍後最長の8回途中まで投げ、12安打6失点だったダルビッシュを米メディアはどう見たのか。MLB公式サイトでカブス担当を務めるジョーダン・バスティアン記者は自身のツイッターで「ユウがフィールドから出る時、歓声とブーイングが混ざっていた。リグレーでのキャリア初勝利はまだである」とレポート。

 さらに「複数のチームメートたちは、ユウのパフォーマンスを『勇敢』と言い、数字からだけでは分からないと語った。彼らは彼から7イニング以上を必要としていた。彼は7イニング以上投げ、カブスは持ちこたえて勝利した」と伝え、この日の投球内容は決して悲観するものではないと伝えている。

 また、100球を超えながらも8回も続投させ、左打者のディートリッチに被弾し、その後、バーンハートを迎えたところで左投手にスイッチしたジョー・マドン監督の采配にも言及。ファンからあがった不満について答える形で「バーンハートはスイッチヒッターだ。ライアンは彼から三振を奪った。ダルビッシュに続投させたことへの不満は理解できるが、ライアンに交代させたことは理にかなっていた。バーンハートは今日ユウから3打数3安打、7塁打だった」と指摘。ダルビッシュの8回の続投には疑問を呈しつつも、左腕のライアンへの継投は正しい決断だったとしていた。

(Full-Count編集部)

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