広島田中2発&福井復活勝利、阪神&中日最下位脱出、ハム斎藤佑初黒星…28日プロ野球

オリサヨナラ勝ち、西武多和田2勝目

 プロ野球は28日、各地で5試合が行われた。

 セ・リーグでは首位・広島が2位・巨人に完封勝ち。再び10ゲーム差に広げた。1番・田中が東海大相模、東海大で同級生だった菅野から先制10号ソロ、6回に11号ソロ。自身初の2桁本塁打、2打席連発をマークした。投げては先発の福井が7回5安打無失点。5月8日のDeNA戦(マツダスタジアム)以来の1軍登板で、4月10日の阪神戦(甲子園)以来の2勝目を挙げた。最短で30日に優勝マジックが点灯する。2位・巨人は5番・村田が3度の得点機で凡退する大ブレーキ。中5日で先発したエース菅野は7回3安打2失点と力投したが、5敗目(6勝)を喫した。

 中日は先発野手全員17安打を放ち、DeNAに大勝。チームの連敗、ナゴヤドームでの連敗を5で止め、最下位脱出した。1軍昇格した高橋が初回2死二塁で左前適時打を放つと、4回1死満塁では走者一掃の3点二塁打。2安打4打点を挙げた。3番・エルナンデスは5号2ランを含む3安打4打点と活躍した。先発のバルデスが7回2失点で5勝目。同一カード3連勝を逃したDeNAは新人の熊原が2回7失点でプロ初黒星。再び借金1となった。

 阪神はヤクルトに大勝。4連勝で最下位脱出した。1点を追う4回、原口の適時打で同点に追いつくと、ゴメスが16号2ラン。5回は原口の走者一掃の3点二塁打。続くゴメスは2打席連続となる17号2ランを放った。先発のルーキー青柳は6回途中4失点で3勝目。ヤクルトは先発の小川が5回9失点と炎上。阪神戦5連敗で最下位転落した。

 パ・リーグでは2位・日本ハムが西武に2-6で完敗。首位・ソフトバンクと4ゲーム差に広がった。先発の斎藤佑が今季最短3回2/3で今季ワースト5失点KO。今季初黒星を喫した。首位・ソフトバンクのゲームがなく、3ゲーム差で29日からのホークス戦(札幌ドーム)に臨みたいところだったが、手痛い一敗をとなった。中村が2年ぶりに4番を外れた西武は、1点を追う初回に森、浅村、中村の3者連続の適時二塁打で一気に逆転。先発のドラフト1位ルーキー多和田は6回4安打1失点の力投で2勝目。チームの連敗は3でストップした。

 オリックスはロッテに2-1で今季3度目のサヨナラ勝ちした。同点の9回無死二、三塁で途中出場の小田が犠飛を放った。糸井はシーズン最多33盗塁。投げては先発の金子千が7回6安打1失点と粘投。3人目の平野が2勝目を挙げた。ロッテは4回以外は毎回走者を出したが、打線がつながらなかった。今季7度目のサヨナラ負け。抑えの西野は6敗目を喫した。

【セ・リーグ】
◇巨人 0-4 広島(京セラドーム大阪)
勝 福井 2勝2敗
敗 菅野 6勝5敗
HR【広】田中10号、11号

◇中日 15-2 DeNA(ナゴヤドーム)
勝 バルデス 5勝3敗
敗 熊原 1勝1敗
HR【中】エルナンデス5号

◇阪神 10-5 ヤクルト (甲子園)
勝 青柳 3勝2敗
敗 小川 4勝5敗
HR【阪】ゴメス16号、17号

【パ・リーグ】
◇西武 6-2 日本ハム(西武プリンス)
勝 多和田 2勝4敗
敗 斎藤佑 0勝1敗
HR【西】秋山8号、9号

◇オリックス ×2-1 ロッテ(ほっと神戸)
勝 平野 2勝4敗
敗 西野 3勝6敗

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY