DeNAラミレス監督「今永を援護してあげられなかった」完敗に肩落とす

DeNAのアレックス・ラミレス監督【写真:荒川祐史】
DeNAのアレックス・ラミレス監督【写真:荒川祐史】

初登板で3連続三振を奪った櫻井に光明「よく投げてくれた」

■西武 6-2 DeNA(交流戦・7日・横浜)

 DeNAは7日、本拠地横浜スタジアムで行われた西武戦に2-6で敗れた。先発の今永が今季ワーストの7回5失点。打線は相手のミスに乗じて4回に2点を奪って一時は同点に追いついたが、5回以降はわずか1安打に終わった。試合後、アレックス・ラミレス監督は「今永を援護してあげられなかった」と肩を落とした。

 試合前から雨が降り続き、20分遅れての試合開始となった。開始後も雨は止まず、厳しいコンディションでの試合となったが、ラミレス監督は「(今永は)そういう状況でも、初回、2回と完璧な投球だった。ストレートと変化球のコンビネーションで12個も三振を奪ったが、残念ながら、その今永をしっかり打てる打者がいたということ」とパ・リーグ屈指の打線に脱帽するしかなかった。

 ソトを2番に起用した打線は、高橋光の前に7回まで3安打に抑えられた。指揮官は「ソトは京セラで内容は悪くなかったので、2番で結果が出るかと思ったが、今日は技術的にバランスが崩れていた。(高橋光は)思っていたよりもよかった。ストレートにスライダー、フォークを交えていい投球をされてしまった」と、采配も当たらず悔しそうだった。

 敗色濃厚となった9回には、プロ初登板となった櫻井が山川、中村、岡田を三者三振に打ち取った。ラミレス監督は「ナーバスになるかと思ったが、よく投げてくれた。ストレートは148キロ出ていたし、スライダーもよかった」と、完敗の試合の中で光明も見出していた。

(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY