「一晩中見ていられる」田中将大の完封ショーを救った超絶美技にファン歓喜

5回2死一塁で中前へ抜けようかという打球をルメイヒューが好捕

■ヤンキース 3-0 レイズ（日本時間18日・ニューヨーク）

　17日（日本時間18日）、本拠地でのレイズ戦で圧巻の完封ショーを見せたヤンキースの田中将大投手。0.5ゲーム差で追いかけるレイズとの首位攻防戦で、9回2安打10奪三振1四球無失点と圧巻の投球。二塁を踏ませぬ投球で5勝目をあげた。

　スプリット、スライダーが面白いように決まり、レイズ打線を翻弄した右腕。3回まで4つの三振を奪い、一人の走者も許さない完全投球。その後もレイズ打線をほぼ完璧に抑え込み、111球で最後まで投げ抜いた。

　圧巻の完封劇を、バックも好守で助けた。5回2死一塁。田中が投じたボールを弾き返したウェンドルの打球は痛烈なライナーとなった。田中が出したグラブのわずか先を抜け、打球は二遊間へ。その瞬間、二塁手のルメイヒューの姿が。滑り込みながら、逆シングルで打球を好捕すると、倒れこみながら二塁ベースカバーに入ったグレゴリアスにトス。間一髪のところでアウトにすると、田中は手を叩き、頭を下げて喜びをあらわにした。

　このルメイヒューとグレゴリアスのコンビプレーを、MLB公式ツイッターも「DJ→ディディ」として、このプレーを紹介。ファンからも「ルメイヒューはオールスターになるべきだ」「球界で最高のデュオ」「タナカタイム」「こういうプレーがあるから、私は野球が好きなんだ」「このプレーを一晩中見ていられるわ」と称賛のコメントが並んだ。

　それだけに留まらず、「どういうわけかDJはオールスター投票の二塁手部門で3位でしかない」「なぜに彼は（オールスター）投票でトップに立ってないわけ？」と、ルメイヒューがオールスターのファン投票でア・リーグ二塁手部門で3位に沈んでいることを嘆く声もあがっていた。