交流戦Vの鷹が全体練習再開 工藤監督はMVPの松田宣を称賛「人一倍声を出して」

ソフトバンク・工藤監督(中央)【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤監督(中央)【写真:藤浦一都】

練習に参加せずに2軍戦に出場した上林に対し「自分の打撃を取り戻してほしい」

 ソフトバンクは26日、ヤフオクドームで全体練習を行った。投内連係を含む約2時間半のメニューを見守った工藤公康監督は、練習後に報道陣に対応。練習前に発表された交流戦MVPの松田宣浩内野手を祝福した。

 交流戦の優勝を決めてから初の全体練習とあって、チームは和やかな雰囲気。それでも投内連係で投手がミスすると、野手陣からも厳しい声が飛んだ。リラックスした空気の中にも、緊張感が漂った。

 練習後、工藤監督は交流戦MVPを獲得した松田を「おめでとうございます」と祝福。「そうそう当たらないピッチャーを打つのは大変だけど、そこで結果を残してくれました。ベンチでも人一倍声を出してみんなを激励してくれるし、アドバイスも送ってくれる。(オールスター戦までの)12試合も頑張ってほしいと思います」と続けた。

 交流戦の最後のゲームで見せた二塁・福田秀平というオプションは、パ・リーグとの公式戦でも選択する可能性があるのかという質問に対し「そうそうはないと思います。ゼロではないと思っていますが、あの日は明石君が出られないという状況だったのでね。そういう事態にならない限りはないでしょう。今後もチームの状況を考えながら決めていきます」とした。

 上林誠知、釜元豪、周東佑京、川瀬晃らは、この日の練習には参加せずに名古屋での2軍戦に出場。上林について「早く自分のバッティングを取り戻してほしいというのが一番。試合の中で自分のタイミングを見つけてもらいたいと思っています」と語った。

 また、森唯斗が2軍のリハビリ組でキャッチボールを行ったことについて「少しずつやってくれたらと思います。早く戻って来てくれることがベストですけど、多少は慎重になってね。本人の感じもあるでしょうが、動けるというのは本人が一番安心すると思います」と、今後も回復状況を慎重に見守っていくことを明かした。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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