14勝目の岩隈久志、首痛抱えての登板に「プロ意識が分かる」と指揮官感心

登板前日に首を寝違えるも、先発ローテを飛ばさずに6回途中3失点

 13日(日本時間14日)に敵地アスレチックス戦で今季14勝目(7敗)を挙げたマリナーズ岩隈久志投手だが、実は前日12日(同13日)朝に首を寝違えていたことが明らかになった。地元紙「タコマ・ニューストリビューン」電子版が伝えている。

 5回を除くすべてのイニングで走者を背負ったこの日。8月に入ってからの2試合は快投続きだったが、今季すでに2勝を挙げているアスレチックス相手に苦しい投球となった。2回に先制点を許すと、味方が逆転に成功した後の6回には、デービスの先頭打者弾を含む2失点。たびたび三塁に走者を置く展開で、6回途中で降板した時には球数は94球に達していた。

「岩隈は最高の状態ではなかった」と評する記事では、実は登板前日の金曜日(12日)に首を寝違えていたが、それでも先発させてほしいとサービス監督を説得した事実を明かしている。痛みを堪えながら、何とかチームに勝機を与えた右腕について、指揮官は「彼のプロ意識が分かる。マウンドで戦ってくれた」と感心の様子だったそうだ。

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