レンジャーズで今季35人目の“投手”が登板 1シーズンのメジャー最多記録まであと2に迫る

1シーズンの最多登板投手数はパドレスの37投手

 右肘の負傷で故障者(DL)入りしたダルビッシュ有投手の所属するレンジャーズが13日(日本時間14日)のレイズ戦(1-10負け)で今季通算35人目の投手を投入する異常事態に直面していたことが分かった。

 1-10でリードされた9回表、ベンチからマウンドに上がったのは捕手のJ・P・アレンシビアだった。ダルビッシュの負傷により、今季メジャー最多となる24回目のDL入りという故障者続出のチームでは、すでに5人の投手が今季絶望となっている。地元紙ダラスモーニングニュースのエバン・グラント記者らの報告によると、すでに勝敗が決した状況で投入されたアレンシビアは今季チーム35人目のピッチャーとなり、2002年にパドレスが持っている1シーズン37投手というメジャー記録にあと2と迫ったという。

 メジャーで初めてピッチャーを務めたアレンシビアだが、今季レンジャーズで野手が投手を務めるのは実に3人目。球団史上では8人目となった。ゆったりとしたフォームの右腕は1本内野安打を打たれたものの、わずか10球で9回を無失点で切り抜けた。

 今季メジャー全体でロッキーズに次ぐワースト2位の勝率となっているレンジャーズは孤軍奮闘していたダルビッシュの離脱で先発ローテーションは火の車となっている。今後も劣勢が予想されるだけに、大差のついた試合で“新戦力”がスクランブル登板する可能性は高いために、パドレスの持つ1シーズン最多選手登板記録を更新する可能性もありそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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