DeNAラミレス監督“予想外”の5発17安打に驚き 「これだけホームランが出るとは…」

DeNA・ラミレス監督【写真:荒川祐史】
DeNA・ラミレス監督【写真:荒川祐史】

筒香、ロペスが2発、ソトは勝ち越しの3ランと打線が爆発

■DeNA 13-3 広島(28日・横浜)

 DeNAは28日、横浜スタジアムで行われた広島戦を13-3で大勝した。打線が今季最多の5本塁打を含む17安打13得点で広島を圧倒。先発の今永は今季最短の5回3失点で降板したが、打線の援護でリーグトップタイの8勝目をマークした。ラミレス監督は「これだけホームランが出るとは予想できなかった。まさに今年のスローガン通りの勝利」と驚いた様子だった。

 今季のスローガンは「Go Beyond the Limit(限界を超えろ)」。リーグ戦再開試合で、リーグ3連覇中の広島相手の圧勝劇は、まさに指揮官の想像を超えたものだった。2点ビハインドで迎えた4回、筒香のバックスクリーン直撃の2ランで同点に追いつくと、5回にはソトの3ランで勝ち越し、さらに7回にはこの日2本目となるロペス、筒香の連続弾で広島の息の根を止めた。

 ラミレス監督は「前の2イニングで相手の好守もあり、チャンスで得点できなかった。あのホームランでこちらに流れが来た」と筒香の同点本塁打を評価。さらに初球にランエンドヒットを仕掛けたソトの勝ち越し弾について「状況的に、初球からストライクを投げてくると思っていた」と自らの采配が的中したことに胸を張った。

 5回で降板した今永については「今日はベストな状態ではなかったが、悪いなりにまとめてくれた。前回登板では135球投げているし、今後も考えての交代」と説明した。

 打つべき人が打ち、交流戦明けで快勝したチームは、借金「2」」となり3位阪神との差を1.5ゲームとした。当面の目標である5割復帰、さらにAクラス浮上に向け、これ以上ないスタートとなったがラミレス監督は「大量点の翌日は点が取れず接戦になることが多い。考えていた明日の戦略を少し変えようと思っている」と“限界を超えた”勝利に浮かれることなく、最後は気を引き締めていた。

(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)

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