首位に0.5差と肉薄の日本ハム 快進撃を支える鉄壁の救援陣

8月は宮西、マーティン、石井が無失点登板で救援防御率は0.91

 ソフトバンクと最大11.5ゲーム差から、驚異的な巻き返しで0.5差まで詰めた2位・日本ハム。8月1日時点で4ゲーム差あったが、着実にホークスとの差を縮めてきた。

 8月は8勝6敗。そのチームを支えているのが、宮西尚生、守護神マーティンらが形成するリリーフ陣だ。各救援陣の成績は、宮西が5登板で計5イニングを無失点に抑え、マーティンは6登板で計6イニングを無失点。谷元圭介は7登板で計7回1/3を1失点で、石井裕也は8登板で計6イニングを無失点だ。8月のチーム防御率2.14と安定しているが、2番手以降の救援防御率は驚異の0.91を誇る。

 打線では、4番・中田翔が現在17打席連続無安打。中島も現在20打席無安打と苦しんでいる。8月はチーム打率.248と調子を落としているが、リリーフ陣で粘り強く抑え、勝利を呼び込んでいる。

 17日のオリックス戦(札幌ドーム)は6回途中からリリーフした2番手・鍵谷、宮西、マーティンが無失点リレー。3試合連続の逆転勝利で4連勝を飾り、栗山監督は「それ(救援陣)が全て。選手たちが頑張ってくれている。どこのチームも中継ぎ、抑えの疲れが出てくる時期。少し休ませたいが、そういうわけにはいかない」と振り返った。

 チームは最短で19日の天王山第1ラウンド(札幌ドーム)で首位に立つ。大逆転優勝を狙うチームを鉄壁のリリーフ陣が支えている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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