ホークス工藤監督、デスパ満弾&和田に最敬礼 「さすが4番」「見とれていました」

ソフトバンク・工藤監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤監督【写真:藤浦一都】

7回無失点の和田には「思いが伝わってきた」

■ソフトバンク 4-1 楽天(3日・ヤフオクドーム)

 ソフトバンクは3日、本拠地での楽天戦を4-1で勝利。和田毅の好投とデスパイネの満塁弾で今季最長の6連勝で、2位・楽天とのゲーム差を「4」に広げた。

 7回2死、和田はウィーラーをフルカウントから空振り三振に仕留めると、グラブをポーンと叩いてマウンドを降りた。この日のちょうど100球目だった。

 和田の気合いが打線に乗り移ったのか、打線は7回1死から明石と福田の連打、グラシアルの四球で満塁とするとデスパイネがセンターへの18号特大満塁弾。そこまで好投を続けていた楽天・岸をKOするとともに、和田に白星の権利をもたらす価値ある一発となった。試合後の工藤公康監督も、好投の和田と満塁弾のデスパイネに終始した。

 和田については「素晴らしいピッチング。初回からいいリズムで投げていましたし、何よりもゼロで抑えてくれました。僕も見とれていました。こないだの巨人戦より良かったと思いますし、今日に賭ける思いが伝わってきました」と絶賛。さらに「横(ベンチ)で見ていても(スピード)ガン以上に速く感じました。見逃しも多かったのは、コントロールも良かったということでしょう」と称えた。

 デスパイネには「さすが4番というところを見せてくれました。ここまであまり打てなくて本人もストレスが溜まっていたと思いますが、これをいいきっかけにしてくれたらと思います。本当に見事なホームランでした」と語った。

 今季最長の6連勝には「勢いとしてはこのまま行ってほしいですが、日々新たに野球をやるのが僕たちの仕事。明日はまた引き締めていきたい」とした。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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