ジーターにとって最も偉大なチームメートは? イチローが4位にランクイン

米メディアが各選手の実績に基づいて選定

 偉大な選手の近くには、いつも偉大な選手がいた。ESPN電子版がこのほど、今季限りで引退するヤンキースのデレク・ジーター内野手にとって、最も偉大なチームメートは誰だったかを選ぶ特集を行った。選手としての実績をもとにランキング形式で20人の名前が挙げられているが、現在のチームメートであるイチロー外野手が4位という高いランクで選ばれている。

 1位に選ばれたのはマリアノ・リベラ。異論のある人間はいないだろう。歴代最多の652セーブを誇る伝説の守護神は、ジーターと同じ1995年にデビューし、昨年限りで引退するまでチームメートとしてプレーした。ホルヘ・ポサダ、アンディ・ペティットと合わせて「コア4」と呼ばれ、黄金時代を築き上げた。引退と同時に背番号42は永久欠番に指定され、ジーターと並んで将来の野球殿堂入りは確実だ。

 2位にはアレックス・ロドリゲスが名を連ねている。2004年からジーターのチームメートとしてプレーしているAロッドには近年、すっかりダークなイメージが付いているが、禁止薬物使用という要素を取り除けば、メジャー歴代5位の通算654本塁打、同6位の通算1969打点は偉大と呼ぶにふさわしい成績。あらゆる意味で歴史に残る選手であることは間違いないだろう。

 3位はロジャー・クレメンス。1999~2003、2007年と計6年、ヤンキースに所属した右腕にも、実質、引退後に発覚した禁止薬物使用と公聴会での偽証罪のイメージが付きまとっている。ただ、Aロッドと同様、メジャー歴代9位の354勝、同3位の4672奪三振と、メジャー史上屈指の豪腕が残してきた数字はすさまじい。サイ・ヤング賞8回、シーズンMVP1回という実績も輝かしい。

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