【U-18アジア選手権】甲子園V腕・今井が粘投で5回途中零封 日本が台湾に完封勝利で予選1位決定

今井は6安打3四死球と球数かさむもピンチで好投

 台湾・台中市で開催中の第11回BFA U-18アジア選手権は31日に2日目を迎え、日本はグループA最大のライバルでもあるチャイニーズ・タイペイと対戦し、3-0で勝利した。2戦連続で完封勝利した日本は予選1位が決定。9月1日にリーグ3連勝を懸けてインドネシアと対戦する。

 日本の先発を務めたのは、甲子園優勝投手の今井達也(作新学院)。この日は総じて苦しいマウンドとなった。開催国でもあるチャイニーズ・タイペイに大声援が送られる中、立ち上がりは5球連続ボール。思うように制球できず、自然と球数がかさんだが、何とか粘投した。

 最初のピンチは3回に訪れた。2四死球と安打などで2死満塁としたところで、打席に迎えたのは“二刀流”チェン。1ボールから2球目外角低め141キロ速球で投ゴロに打ち取り、無失点で切り抜けた。

 味方が2点先制に成功した直後の4回も得点圏に走者を背負ったが、得点を与えず。5回は先頭ワンの中前に抜けそうな打球に二塁・伊藤が飛びついたがグラブをかすめるヒット。続くチャンに技ありの三塁バント安打を決められ、無死一、二塁。直後に1死を奪ったところで降板した。4回1/3を投げて6安打3奪三振3四死球で無失点だった。

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