岩隈久志、今季年俸最大約15億円に 来季残留決定的も契約更新に条件あり?

開幕からローテ死守、162イニング超えで17年契約の自動更新は決定的に

 マリナーズの岩隈久志投手は今季、開幕から先発ローテーションを守り、27試合に登板して14勝10敗、防御率4.01の成績を残している。田中将大、ダルビッシュ有との日本人対決に連敗するなど現在3連敗中だが、すでに166イニングに到達。契約に盛り込まれていた条件を満たし、来季契約の自動更新が決定的となった。

 米移籍情報サイトの「トレード・ルーマーズ」では、出来高が多く盛り込まれた岩隈の契約について詳細に記しており、2018年の契約を確かなものにするためにも、今季の残りの登板が重要になると伝えている。

 記事では「マリナーズの右腕ヒサシ・イワクマは先週のヤンキース戦に登板し162イニングを上回った」と紹介。岩隈は田中に投げ負ける形となったヤンキース戦で6回を投げ、シーズン163イニングに到達。自動更新の条件となっていた162イニングを超え、2017年シーズンは1年1400万ドル(約14億4000万円)で残留することが決定的となった。

 一方で、岩隈の契約には自動更新の条件として「特定の怪我がなければ」との条項が盛り込まれており、記事では「しかしながら、イワクマの契約では、特定の怪我をすることなくシーズンを終えなければいけない。現在、彼は更新できそうに思えるが、2017年にもらえる金額は確かなものではない。イワクマが避けなければならない怪我については明かされていない」とも指摘。順調にシーズンを終えることが重要となる。

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