イチロー、新たなる金字塔に王手 マルチ安打900試合目まで「1」に迫る

12日ブレーブス戦で今季25度目、メジャー通算899度目のマルチ安打

 12日(日本時間13日)に敵地で行われたブレーブス戦で3安打を放ち、今季6度目の猛打賞を記録したマーリンズのイチロー外野手。メジャー通算安打を3025本とし、3023安打のルー・ブロックを抜いて歴代単独25位に浮上したが、実はこの日のマルチ安打はメジャー通算899試合目で、節目となる900試合目に王手を掛けた。

 ドジャース前田健太投手と対戦した前日に続き、2試合連続で先発出場したブレーブス戦で存在感を見せつけた。初回1死走者なしの第1打席で右越え二塁打を放つと、4回2死一、三塁で迎えた第3打席にはライト前にタイムリーヒット。さらに、6回無死一塁の第4打席にライト前に安打を放ち、今季6度目の猛打賞、今季25度目のマルチ安打をマークした。

 メジャー16年目のイチローがマルチ安打を記録したのは、これが通算899試合目だった。米データサイトの「Baseball-Reference.com」によると、マルチ安打試合数でメジャー歴代トップに立つのはピート・ローズの1225試合。スタン・ミュージアル(1059試合)、ハンク・アーロン(1046試合)と続き、イチローの899試合は、11位ジョージ・ブレットの903試合に次ぐ12位にランクインしている。

 また、この日で3安打以上の“猛打賞”は258試合を記録。ウィリー・メイズの257試合を抜く歴代単独17位で、歴代16位のジョージ・ブレットの265試合まで、あと7試合とした。

 今季は日米通算安打数でピート・ローズのメジャー最多安打記録4256本を超えたり、メジャー史上30人目という通算3000安打達成を果たしたり、メジャー通算500盗塁を達成したり、数々の大記録を打ち立てているイチローだが、マルチ安打通算900試合という新たなる金字塔もすぐそこまで迫っている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY