延長11回の末に敗れたロッテ 伊東監督から漏れた本音
相次ぐ負傷者、得点力不足を嘆いた指揮官
14日の西武戦。延長戦の末に1-2で敗れたロッテ伊東監督から試合後、腹の底からの本音が漏れた。
「1人ホームラン打つ選手、借りたいくらいですよ」
1500投球回を3回に達成した西武のエース岸に8回までゼロ行進。完封目前の9回裏に先頭の角中が「外のストレートがきても引っ張っていこうと思っていたので、それがはまった」と、甘く入ったスライダーを右翼席へ運んで何とか追いついたが、右肘関節痛の益田に代わってストッパー役を務めた内が延長11回、浅村に決勝の20号アーチを許した。
先発スタンリッジは今季最長の7回2/3を投げ115球6安打1失点では責められない。主砲デスパイネが手首の痛みで離脱、ナバーロは1軍にいない。清田は8日の西武戦で頭部死球で脳しんとう。9日に抹消しているため、本来なら登録可能は19日だが、脳しんとう特例で17日の日本ハム戦に先発させる予定だ。
「ピッチャーは責められない。点数がとれない現状では、小技や足を使った攻撃だが、細かいミスも出た」。5回無死一塁で細谷のバスターエンドランは成功したが、三塁に進めず、金澤の送りバントは三塁で封殺された。
「内しか任せられるピッチャーがいない。一発はしょうがない。現状では精一杯。終わったわけではないが、ギリギリの状態で戦っている」
故障者が1日も早く戻るのを待つしかない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count