岩隈久志、メジャー自己最多16勝目! 7回途中1失点の力投でマ軍8連勝導く

2014年の15勝上回る16勝目、マリナーズの貯金は「10」に

 マリナーズの岩隈久志投手が14日(日本時間15日)の敵地エンゼルス戦に先発し、7回途中を5安打1失点と好投を見せ、16勝目(11敗)を挙げた。渡米3年目の2014年に挙げた15勝を上回りメジャー自己最多勝利を更新。これで自身2連勝となり、2-1で勝利したマリナーズは怒涛の8連勝となった。一方、5試合連続ヒット中だった青木宣親外野手は「1番・左翼」でスタメン出場したが、4打数無安打に終わった。

 岩隈は初回1死からカルフーンに四球を与えたものの、トラウトを三ゴロ、プホルスをレフトフライに打ち取ると、2回には先頭のクロンにヒットを浴びたが、オルテガを二ゴロ併殺、ペニントンをセンターフライに仕留めた。

 一方、打線は3回、2死三塁の場面で青木がショート内野安打。先制点を奪ったかに見えたが、相手側のチャレンジにより判定が覆り、得点が取り消された。

 その裏、岩隈は先頭の8番グラタロル、9番ペティトと連打を浴びて一、三塁のピンチを招くと、続くエスコバルは空振り三振に仕留めたが、カルフーンの打席でワイルドピッチで失点。それでもその後、2死一、二塁からプホルスをセンターフライに打ち取り、1失点のみで切り抜ける。

 4回を3者凡退に打ち取った岩隈を5回、打線がようやく援護。シーガーの29号ソロで同点に追いつくと、さらに7回にはクルーズがレフトへ勝ち越しの37号ソロ。1点リードを奪った。

 その裏、岩隈は無死一塁からグラタロルの犠打で1死二塁とされたところで降板。その後を救援陣がしのぎ、16勝目を手にした。

 岩隈はこの日、6回1/3、92球を投げ、5安打3四球1失点で防御率3.87。接戦をものにしたチームは怒涛の8連勝となった。現在、ア・リーグのワイルドカード争いは混戦で、貯金10としたマリナーズはプレーオフ進出に向けて猛追を見せている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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