【19年パ新人王争い】ホークス高橋礼は2桁勝利なら前進? 甲斐野らとの争い

ソフトバンク・高橋礼【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・高橋礼【写真:荒川祐史】

新人投手では高橋礼、甲斐野の鷹コンビが猛アピール中

 ペナントレースもあと2か月強、今季の新人王候補の勢力図がはっきりしてきた。

 新人王は原則として海外のプロリーグ経験がなく、支配下に初めて登録されてから5年以内で、投手は前年までの1軍の登板イニング数が合計で30イニング以内、打者は、前年までの1軍の打席数が60打席以内の選手が対象だ。

 パ・リーグの新人王候補の成績を見ていきたい。まずは投手。投球イニング数順。1軍で登板した有資格者は全部で43人いるが、10イニング以上の19人。

1.高橋礼(ソ)15登9勝3敗 0SV 0HD 48三振 92.1回 率3.31
2.岩下大輝(ロ)16登5勝3敗 0SV 0HD 70三振 90.1回 率3.69
3.石橋良太(楽)20登4勝5敗 0SV 0HD 48三振 78.1回 率3.45
4.榊原翼(オ)12登3勝4敗 0SV 0HD 56三振 76回 率2.72
5.K-鈴木(オ)13登2勝5敗 0SV 0HD 66三振 71.1回 率4.16
6.本田圭佑(西)10登5勝3敗 0SV 0HD 35三振 61回 率3.84
7.松本航(西)10登5勝2敗 0SV 0HD 36三振 51回 率4.59
8.甲斐野央(ソ)43登2勝3敗 8SV 15HD 49三振 40.1回 率3.12
9.椎野新(ソ)27登3勝2敗 0SV 5HD 41三振 32.1回 率3.34
10.高橋純平(ソ)25登2勝0敗 0SV 7HD 40三振 30回 率1.47
11.竹安大知(オ)5登2勝1敗 0SV 0HD 21三振 28回 率4.50
12.森脇亮介(西)26登2勝1敗 0SV 2HD 21三振 27.2回 率5.20
13.荒西祐大(オ)9登1勝2敗 0SV 0HD 22三振 26.1回 率5.13
14.西村天裕(日)17登0勝0敗 0SV 3HD 23三振 23回 率4.70
15.吉田侑樹(日)9登0勝0敗 0SV 0HD 17三振 21回 率6.00
16.泉圭輔(ソ)12登2勝0敗 0SV 3HD 13三振 16回 率2.25
17.弓削隼人(楽)2登1勝0敗 0SV 0 HD 7三振 13.1回 率0.68
18.小島和哉(ロ)3登0勝3敗 0SV 0HD 10三振 12.1回 率10.95
19.田浦文丸(ソ)7登0勝0敗 0SV 0HD 6三振 10回 率3.60

 規定投球回数にはわずかに届かないが、ソフトバンクのサブマリン、高橋礼は千賀とともにチーム勝ち頭の9勝。ロッテの岩下も5勝ながら先発ローテを守っている。楽天の石橋は開幕当初は救援投手だったが、5月から先発に転向。4勝だが11先発で6QSとまずまずの成績。オリックスの榊原は開幕からローテを維持していたが、6月29日の西武戦を最後に戦線離脱。

 救援ではソフトバンクの甲斐野が森の故障に伴い、6月後半からクローザーになり8セーブを挙げた。防御率は下降気味だが、今や勝利の方程式を担っている。ソフトバンクは椎野、高橋純平も救援で活躍している。8月1日の西武戦では椎野、高橋純、甲斐野と3投手がそろい踏みした。

新人打者ではオリ中川、楽天辰己が奮闘も新人王にはアピール不足?

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