巨人・村田、延長10回サヨナラのグランドスラム 「入ってビックリ」

「軽く振ったら飛んでいった」

 巨人が27日、本拠地で中日と戦い、1-1の延長10回、無死満塁から村田が今季24号となるサヨナラ満塁本塁打を決めた。村田は3試合連発となった。

 10回に亀井、坂本のヒット、阿部の四球で満塁。村田は力を抜いて打席に入った。打球は右翼へのライナー。「抜けたと思ったんですけど、入ったのでビックリしました」犠牲フライを打つ気持ちだったが、打球はスタンドイン。チームトップの79打点目、24本塁打で試合を決めた。

 今年はチャンスで併殺打に倒れることが多かった。「ノーアウト満塁なので、ランナーを返さないとえらいことになる。外野まで飛んでくれればと。満塁本塁打でよかった。あんまり強く振ってないんで、軽く振ったら飛んでいきましたね」と笑顔。「サヨナラ本塁打はいつ以来か?」とお立ち台でインタビュアーに問われると「記憶にございません」と笑わせた。2008年以来、8年ぶり。2012年の巨人移籍後、初のサヨナラ本塁打になった。

 2位につけるチームは3位DeNAとクライマックスシリーズ第1ステージの本拠地開催をかけて2位争いを繰り広げている。この日は5-1と競り勝ち、試合のなかったDeNAと2ゲーム差とした。「ホントに負けられない試合が残り4試合ある」と村田。「シーズンは悔しい戦いになってしまったけど何とか2位を勝ち取ってまた東京ドームで勢いつけて広島をやっつけたいと思う」と気合を入れた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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