レンジャーズ初の世界一へ、POは好調ダルビッシュの本拠地登板がカギに?

地元メディア特集、「ホームフィールド・アドバンテージが意味するもの」

 レギュラーシーズン最終登板となった9月30日(日本時間10月1日)の本拠地レイズ戦では、今季最多となる12三振を奪う快投で7勝目(5敗)を挙げたレンジャーズのダルビッシュ有投手。レンジャーズはア・リーグ最高勝率でシーズンを終え、プレーオフでのホームフィールド・アドバンテージを手にした。6日(同7日)から始まる地区シリーズ(5回戦制)は、本拠地で2試合を戦った後、敵地で2試合、最終戦までもつれれば再び本拠地で1試合を戦う。リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)に進出しても、本拠地で最大4試合を戦うことができる。

 悲願のワールドシリーズ初優勝へ向け、地の利を生かしたいレンジャーズだが、右肘靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)と長いリハビリからの完全復活を印象づけているダルビッシュにとっても、朗報となるのだろうか。米スポーツ専門局ESPN公式ホームページで、「レンジャーズにとってホームフィールド・アドバンテージが意味するもの」というタイトルで特集している。

 レンジャーズは今季、本拠地で53勝28敗の勝率.654。これはア・リーグ最高の数値で、メジャー全体でもカブスの.704に次ぐものだと記事では紹介。そして、レンジャーズにはホームとロードで成績が大きく変わる選手がいると伝えている。

 打者ではイアン・デズモンド外野手。今季は打率.285、22本塁打、86打点、21盗塁と活躍したが、完全な“内弁慶”だと紹介。本拠地では打率.330、OPS(出塁率+長打率).865、三振率は21%と優秀な成績ながら、敵地では打率.241、OPS.703、三振率は26%と一気に下降するというのだ。

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