千葉ロッテが次々に打ち出すファンを楽しませる新しい試み

スマホ利用の参加イベント「スマホシェイク」は想像以上の盛り上がり

 9月14日、QVCマリンでの千葉ロッテ対埼玉西武の試合前。多くの千葉ロッテファンがスマートフォンを持ち必死になって上下に振り続ける。その動きに連動するように、バックスクリーンの大型ビジョンに映し出された数値が上昇していく…。

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球界初の試みとなるVR映像でのライブ配信【写真提供:千葉ロッテマリーンズ】

 この日、千葉ロッテは来場者のスマートフォンと大型ビジョンを連動したイベント「スマホシェイク」を実施。球団公式総合アプリ「Mアプリ」をダウンロードし、所定のページの「シェイク」ボタンをタップする。そしてスマートフォンを振ると球場内に設置された小型ビーコンが位置情報を認識し、サーバーを経て大型ビジョンにカウントされるという仕組みだ。

 このイベントの意図を千葉ロッテの企画部部長・原田卓也氏は「さまざまな調査をした結果、スマートフォンの利用者はsafariなどのwebブラウザからよりも、アプリを経由して情報を入手する方が多いと分かりました。その流れを受けてこの7月にMアプリがスタートしたのです。また、どうやって多くのファンにMアプリをダウンロードしてもらうかを考えた結果、球場内で今年改修された大型ビジョンを活用したイベントを企画しました。アプリをダウンロードしないとイベントには参加できないですし、シェイクした回数が視覚化されることで盛り上がりますよね」と説明する。

 今回が初の試みとなったスマホシェイクだったが、来場者の反応は「こちらの想像以上に、多くのファンの方がスマートフォンを振ってイベントに参加していましたね」と原田氏。来シーズンは試合中のイニング間にアプリ連動イベントを常設することも視野に入れている。

 また、小型ビーコンは球場内の400個以上の場所に設置され、Mアプリをチェックインすると場内マップで現在の位置が判明し、近くの飲食店・施設情報が表示される。QVCマリンを初めて訪れるファンにとっては、心強いサービスとなるだろう。

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