田中将大がゴールドグラブ最有力候補!? NY地元紙「最も守備の優れた投手」
最優秀防御率はならずも…守備防御点はリーグトップを記録
ヤンキースの田中将大投手は今季、メジャー3年目で自己最高のシーズンを送った。1年を通して先発ローテーションを守り抜き、14勝4敗、防御率3.07の好成績をマーク。大台のシーズン200イニングには1/3イニング届かなかったものの、199回2/3と初めて規定投球回(162回)にも到達した。
最後まで争った最優秀防御率のタイトルには、わずかに届かず。ブルージェイズのサンチェス(3.00)、タイガースのバーランダー(3.04)に次ぐ3位に終わった。また、シーズン後半までサイ・ヤング賞候補としても名前が挙がったが、右前腕の張りで最後の2登板を回避したこともあり、投手最高の栄誉は来季以降に期待がかかる。一方で、田中は今季、ゴールドグラブ賞の最有力候補になると地元紙「ジャーナルニュース」が報じている。
記事では、米野球データサイト「ファングラフス」の分析原稿を参考に、田中の守備がいかに優れているかを伝えている。同紙は「ファングラフスのオーガスト・ファーゲルストロム記者によれば、マサヒロ・タナカが最も守備の優れた投手に相応しいとしている」と言及。そして、以下のように記している。
「ファーゲルストロム記者はアメリカン・リーグ在籍選手の守備を先進的な指標に基いて分析している。守備に関しては絶対視される指標が無いため、ファーゲルストロム氏は様々な指標を組み合わせ、守備防御点を算出している。彼の統計によれば、田中は今季ア・リーグで最も守備の優れた投手となっている」