侍ジャパン、韓国に劇的サヨナラ勝ち 開幕から無傷7連勝で初の決勝進出!
雨天サスペンデッドで流れ変わり、延長7回に川下の内野ゴロで劇的サヨナラ勝利
台湾・台南市で行われている「第5回 WBSC U-12ワールドカップ」。侍ジャパンU-12代表は3日、前日に1-4の3回途中で雨天サスペンデッドとなっていたスーパーラウンド第2戦・韓国戦に挑み、8-7で逆転勝ちした。巨人、横浜で活躍した仁志敏久監督に率いられ、初の決勝進出を果たした。
2日の試合では、初回に先発の林京乃佑(東京城南ボーイズ)が四死球で作ったピンチに暴投、ポテンヒットで不運な2失点。2回には桑元信祐(ガッツ鹿児島)の適時二塁打で1点を返したが、3回には2点を追加される。流れを掴めないまま迎えた3回途中、突然の豪雨で雨天サスペンデッドとなっていた。
この日は、3点ビハインドの3回1死走者なしから試合再開。2日に苦戦した相手先発左腕が連投制限のルールで交代した。この回は赤澤琉偉(八尾中央ボーイズ)が三邪飛、片岡大瑠(大阪狭山ボーイズ)が左前打とエラーで二塁に進んだが、高橋昇聖(北上ゴブリンズ)が二ゴロに倒れた。
続く4回、2死から川下晃汰(諫早ボーイズ)の内野安打、桑元の死球で一、二塁のチャンスを作る。すると坂本の右中間を破る2点二塁打で1点差。高畑知季(兵庫波賀リトルリーグ)もヒットで続いたが、2死二、三塁から赤澤が二ゴロに倒れ、同点とはならなかった。
1点を追加されて迎えた5回、2死から今井蓮(大阪八尾ボーイズ)の内野安打、生田目博之介(越谷リトル)の左前打、川下の四球で満塁。ここで桑元左前打を放ち、試合を振り出しに戻した。
6回は5番手の高橋が無死二、三塁の大ピンチを切り抜けたが、打線も得点はならず、タイブレークの延長戦に突入。日本は7回表に2点を失うも、その裏に無死一、二塁から先頭・高橋の右翼への2点適時打で同点。さらに、無死満塁となってから川下の内野ゴロで三塁走者の高橋が生還。劇的なサヨナラ勝利で、悲願の世界一へ初の決勝進出を決めた。
侍ジャパンはこの後、ダブルヘッダーでメキシコとのスーパーラウンド第3戦の挑み、4日の決勝では初の世界一をかけて地元チャイニーズ・タイペイと戦う。
(Full-Count編集部)