大谷翔平、昨季超え24度目マルチも「安打だけが仕事ではない」 右足甲自打球は軽症

敵地でのインディアンス戦に先発出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
敵地でのインディアンス戦に先発出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

敵地インディアンス戦で4打数2安打「ダメなところを改善しながらやりたい」

■インディアンス 7-2 エンゼルス(日本時間4日・クリーブランド)

 エンゼルスの大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、敵地のインディアンス戦で「3番・指名打者」で2試合連続先発出場。2打席凡退で迎えた6回の第3打席で左翼線二塁打を放ち、8回の第4打席で三塁内野安打。2試合ぶり今季24度目のマルチ安打をマークした。全2得点に絡む活躍だったが、チームは完敗。3連敗となった。大谷は「負けているので、ヒットは出てますけど、みんなヒットは出てますけど、なかなかつながらないという感じかなと思います」と振り返った。

 5点を追う6回1死一塁。先発右腕プラトコから快音を飛ばした。左翼線にギリギリ入る二塁打とした。打球速度89マイル(約143.2キロ)。4打数3安打だった7月30日の本拠地タイガース戦以来の安打だ。4試合連続出塁に伸ばした。続くアップトンの左犠飛につなげる一打となった。

 2本目は4点を追う8回2死一塁だ。4番手左腕ペレスの初球を振った際に自打球が右足甲に直撃。その場で悶絶したが、その後三塁線へ飛ばし、快足で内野安打とした。出塁後には患部を確認。数日前の室内打撃練習で同箇所に自打球を当てていたというが、大谷は「大丈夫です」と軽症を強調。2試合ぶり今季24度目のマルチ安打で、続くアップトンの中前適時打につなげた。

 シーズン24度目のマルチ安打は昨季の23度を超えた。試合後、大谷は「ヒットが出ていても、もっと良くなるところはあると思うので。そこを見つけながら。ダメなところはもちろん改善しながらやりたいなと思います。安打も大事ですけど、四球も大事ですし、いろんな仕事があると思うので。ヒットを打つだけが仕事ではないので、その場その場でその仕事ができれば、いい気持ちになるんじゃないかなと思うので、その気持ちを増やしたいなと思います」と振り返った。

(木崎英夫 / Hideo Kizaki)

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