日ハム大谷、今季3度目の胴上げ投手なるか 「広島へ行ってもこの勢いで」

第1戦では敗戦投手も…「何回やっても合わないというのは投手としてどうかと思う」

 日本ハムの大谷翔平投手が、自身初の日本一へ向けて「広島へ行っても、この勢いでぶつかっていくだけ。投げる投げないは関係なく、全員で広島に勝ちに行きたいです」と気持ちを高ぶらせた。

 27日の広島との日本シリーズ第5戦(札幌ドーム)では、西川が1-1で迎えた9回2死満塁で中崎からサヨナラ満塁弾。5-1で3連勝を飾り、チームは日本一へ王手をかけた。

「最後はああいう形でチャンスを作ることが出来た。(逆転勝ちが続き)すごいですね。3試合中2試合がサヨナラ勝ち。勢いを感じる」と声を弾ませた二刀流。登板する可能性のある29日の第6戦(マツダスタジアム)へ「球場の雰囲気は個人的には嫌いではないです。ただ、1つのプレーで一気に広島へ流れが行ってしまうので、そこに関しては気を付けたいです」と気持ちを引き締めた。

 22日の第1戦は試合前からの雨。ぬかるむマウンドが合わずに最速158キロ止まりだった。4四球とコントロールも乱れて1試合2被弾。6回5安打3失点で敗戦投手となったが、「(敵地マウンドは)今はもうイメージは出来ている。何回やっても合わないというのは、投手としてどうかと思います」と苦手意識は持っていない。

 第1、2戦の連敗からチームは札幌ドームで3連勝。10年ぶり日本一へ王手をかけた。「広島の2試合はチーム全体がフワフワしていた。ホームに帰って勝ちたい気持ちが前面に出たゲームを出来ている」とチーム力を実感。28日は広島への移動日で、27日の試合前にはブルペン入りして調整した。リーグ優勝、CS突破に続き、3度目の胴上げ投手となるのかも注目だ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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