田澤純一、レッズとマイナー契約 米でも報道、日本人が所属してない「唯一の球団」

レッズとの契約が報じられた田澤純一【写真:田口有史】
レッズとの契約が報じられた田澤純一【写真:田口有史】

日本人としては初めてレッズと契約、メジャー昇格へ「継続した成功を見せる必要がある」

 カブス傘下3Aアイオワから自由契約となっていた田澤純一投手が、レッズとマイナー契約を結んだ。メジャー30球団で唯一、日本人が在籍したことのないレッズでプレーすることとなり、地元メディアも続々とレポート。まずは傘下2Aチャタヌーガに所属し、故障者リスト(IL)からスタートを切ることになると伝えている。

 メジャー関係者によると、2020年までの2年契約となる見込み。メジャー昇格を果たした際の条件も決まっているスプリット契約になるという。米スポーツメディア「ジ・アスレチック」のC・トレント・ローズクランス記者も「レッズがベテラン右腕ジュンイチ・タザワとマイナー契約をしたと確認した。彼は2Aチャタヌーガに行き、まずIL入りする。レッズはMLBで日本人がメジャーリーグのロースター入りしていない唯一の球団である」とレポートした。

 これを受け、米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」も「レッズがジュンイチ・タザワとマイナー契約」とのタイトルで速報。記事では「33歳のタザワは再起し、メジャーリーグのブルペン入りする可能性がある。3Aで良いパフォーマンスを見せれば、まだ投げられると示すことができる。メジャーリーグで再びチャンスを得るためには、レッズ傘下で継続した成功を見せる必要がある」と伝えた。レッズで日本人初のロースター入りを果たすために、しっかりと結果を残したいところだ。

 田澤は渡米11年目。今季はカブスとマイナー契約を結び、招待選手として参加したメジャーキャンプではオープン戦で6試合登板、防御率0.00と好成績をマークしたが、開幕メジャーはならず。マイナー契約を結び直して残留し、3Aアイオワでは19試合登板、防御率4.00の成績で7月11日(同12日)に契約解除となっていた。メジャー通算では388試合登板、21勝26敗89ホールド4セーブ、防御率4.12の成績を残している。

(Full-Count編集部)

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