代打で登場の稲葉がダメ押し弾! 先発木佐貫が8回途中無失点の好投で日本ハムが西武にリベンジ

稲葉の一発に敵地が拍手に包まれる

 この男の一撃で、西武ドームが湧いた。今季限りでの引退を表明している日本ハム・稲葉篤紀が、9回に代打で登場。スタンドを揺るがす“稲葉ジャンプ”の中、インローの直球を叩くと打球はライトスタンドへ飛び込む2号ソロホームラン。西武ファンも含めた球場全体から拍手がわき上がった。

 試合は先発の木佐貫が見事なピッチングを見せた日本ハムが5-0で勝利。前日のリベンジを果たした。

 1回表、日本ハムは西武先発・小石の立ち上がりを攻め、先頭の西川が内野安打で出塁すると中島卓が犠打で送り1死2塁のチャンス。ここで得点圏打率リーグトップの3番陽岱鋼が打席に入ると、1-3から真ん中に甘く入ったストレートを見逃さず、レフトポール際へ22号2ランホームランをたたき込み日本ハムが先制する。しかしこの打席で自打球を当てていた陽は、1回裏の守備から杉谷と交代した。

 その後両投手の投げ合いで静かな展開が続くが、4回表、日本ハムは先頭の小谷野がレフトスタンドへ4号ソロを放ちリードを3点に広げる。6回表にも赤田のタイムリーで1点を加え、日本ハムが貴重な中押し点を挙げ4-0とする。

 日本ハム先発の木佐貫は、7回まで3塁を踏ませぬピッチング。8回に2死1、2塁のピンチを招いたところで宮西にマウンドを譲るが、7回2/3を投げ西武打線を散発の4安打無得点に封じ、先発投手として試合を作った。

 そして9回表、稲葉の2号ソロホームランでだめ押し点を挙げた日本ハムは、増井が9回を締めて5-0で勝利。木佐貫は嬉しい今季初勝利(2敗)を挙げた。


西武対日本ハム ダイジェスト【パ・リーグTV】

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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