大谷、初回は三振で66打席本塁打なし 70年代イベントで“ショウ・トラボルタ”登場
ジオリートの前に空振り三振、「3番・DH」で8戦連続スタメン出場
■エンゼルス – Wソックス(日本時間17日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は16日(日本時間17日)、本拠地ホワイトソックス戦に「3番・DH」で8試合連続スタメン出場。第1打席は空振り三振に倒れ、自己最長の66打席本塁打なしとなった。一発は飛び出していないが、直近6戦で5度のマルチ安打と好調は維持している。
初回、大谷は無死一、二塁で打席へ。先発右腕ジオリートに2球で追い込まれると、内角への95マイル(約153キロ)の直球にバットが空を切り、空振り三振に倒れた。この日は「’70s WEEKEND」と名付けられた1970年代をフィーチャーしたイベントで、ユニフォームも当時のものを着用。スクリーンには1970年代の映画に選手をコラージュした写真が使われ、大谷は1978年公開の「グリース」のジョン・トラボルタに合成された“ショウ・トラボルタ”で登場したが、初回は凡退した。
大谷は15日(同16日)の同戦では初回に左中間を破る二塁打を放つと、3回の第2打席は右前打で今季29度目のマルチ安打を記録。直近6試合は28打数12安打の打率.429、8月の月間打率.319と好成績を残している。
ただ、7月27日(同28日)のオリオールズ戦の第2打席で15号ソロを放って以来、66打席連続で本塁打はなし。自己最長ブランクとなっているが、ブラッド・オースマス監督は試合前に「ホームランというものは、まとめて(一気に)やってくるものだと常に思っている」と話し、「彼は依然として、打線の中で活躍してくれている選手だ。だから、私は心配していない」と変わらぬ信頼を明かしていた。
大谷の今季通算成績は、試合前まで84試合出場で304打数90安打の打率.296、15本塁打、49打点、OPS(出塁率+長打率).870。17試合ぶりの一発が飛び出すか、注目が集まる。