プレーオフ進出を争うマリナーズ・マクレンドン監督が嘆き節? 9月のロースター40人枠は多すぎと主張

番狂わせが生まれやすい9月の戦いに指揮官が提言

 現在、メジャーでは地区優勝とプレーオフ進出を懸けて、熱い戦いが繰り広げられている。

 残り試合が約10試合となったところで、プレーオフ進出を決めたのは、ア・リーグではオリオールズとエンゼルス、ナ・リーグではナショナルズのみ。両リーグともに中地区の優勝争いはもつれる見込みで、ワイルドカード争いを含めれば、全10チームが出揃うのは28日のシーズン最終戦になる可能性が高い。

 開幕当初の4月は選手の調子が定まらずに番狂わせのような試合が生まれるが、誰しもが1年の疲れを抱える9月もまた番狂わせの生まれやすい時期だ。

 さらに、9月になるとメジャーではベンチ入りできる選手の数が25人から40人に拡大され、3Aや2Aなどのマイナーでプレーしていた若手選手が加わる。ようやく巡ってきた格好のアピールの場だ。失敗をしたからといってマイナー行きを命じられる心配もないため、思い切りのいい伸び伸びとしたプレーで驚くような活躍を見せる時がある。

 特に、若手選手を数多く起用するのは、プレーオフ進出の可能性が消えたチーム。こういうチームが、勝敗1つで立場や運命が大きく変わる上位チームを脅かすことがある。だからこそ、メジャーは最後の10試合になると格段に面白さが増すように思う。

 そんな中、13年ぶりのプレーオフ進出を目指して戦うマリナーズのマクレンドン監督が面白い提言をした。9月に入って拡大されるロースター枠を40人ではなく27~28人くらいに抑えるべきだ、というのだ。

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