サイド挑戦のSB嘉弥真がシート打撃に登板 「感じとしては悪くなかった」
自然にフォームを使い分け、「ストレートは腕が上がり気味になる」
17日、ソフトバンクの嘉弥真新也がシート打撃に登板。のべ13人の打者に対して、2本のクリーンヒットを許すも、この秋から取り組んでいるフォーム改良に手応えを感じたようだ。
嘉弥真が対戦したのは、上林誠知、真砂勇介、釜元豪、黒瀬健太など“将来の主軸候補”たち。2本のヒットを許したとはいえ、力強い球で5つの内野ゴロを打たせるなど、まずまずの内容に「感じとしては悪くなかった」と満足気な表情を浮かべた。
秋季キャンプからサイドスローに取り組んでいる嘉弥真だが、この日のシート打撃ではスリークォーター気味の投球も見られた。「強いストレートを投げようとすると(腕が)上がり気味になる」。現段階では、まだ自然と使い分けながら自分が納得のいく球を投げることを優先させているようだ。
同じ中継ぎ左腕である森福允彦の去就が注目される中、嘉弥真にかかる期待は大きい。春季キャンプでは、さらにフォームを固めて精度を上げていきたいところだ。
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藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura