左手にグラブ、右手にマジックハンド “イチメーター”エイミーさんがHR球争奪戦

ヤンキース・ガードナーのホームランボールを巡って“場外戦”が勃発【写真:AP】
ヤンキース・ガードナーのホームランボールを巡って“場外戦”が勃発【写真:AP】

田中将大と菊池雄星の投げ合いとなった一戦で“場外戦”

■ヤンキース 7-0 マリナーズ(日本時間28日・シアトル)

 ヤンキースの田中将大投手とマリナーズの菊池雄星投手が27日(日本時間28日)、マリナーズの本拠地T-モバイル・パークで先発し、日米を通じて初の投げ合いが実現した。田中が7回無失点と好投し日本人初の6年連続2桁勝利を達成。一方の菊池は4回までに2被弾を含む5失点を献上し、9敗目を喫した。

 この一戦、菊池が3回にガードナーに3ランを浴びた場面で、イチロー外野手の熱烈なファンとしても知られたエイミー・フランツさんがホームランボールの“大争奪戦”を展開。ハッスルするあまりに、スタンドからあわや転落しそうな危機を迎え、地元テレビ局も「小さなバトルだ!」と注目した。

 3回無死一、三塁のピンチで菊池がガードナーに浴びた3ラン。スタンドに打球が飛び込んだ瞬間、熾烈なバトルのゴングが鳴った。ヤンキースファンの男性が右手で柵に必死につかまり、左手を伸ばした。これに対抗したのは、今年現役引退したイチロー外野手との絆で有名なエイミーさんだった。

 真っ逆様になりながら左手のグラブを伸ばす男性と競り合うように、左手にグラブ、右手には“マジックハンド”を持って応戦。必死にボールを取り合った。加熱していく“場外バトル”にニューヨークでヤンキース戦を中継しているテレビ局「YESネットワーク」も注目した。

 エイミーさんがスタンド下に転落しそうになり、隣の男性が体を抑える一幕に実況は「ちょっと待ってくださいよ」と驚愕。さらに、一度はヤンキースファンの男性のグラブに収まったボールをエイミーさんがグラブで掻き出すという衝撃の展開に「何か装置を持ち出しましたよ。ボールを落とさせました! オーノー! ヤンキーファンとマリナーズファンによる小さなバトルだ!」と実況もエキサイトしていた。

 この動画を「YESネットワーク」公式ツイッターでも「この争いは本物だ」というメッセージとともに動画で紹介。最終的には背中を見せながら奮闘していた男性ファンがボールをゲットしたが、場外戦でのハッスルぶりでエイミーさんは米メディアのスポットライトを浴びてしまった。

(Full-Count編集部)

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