ダルビッシュの快投にワイルドカード争う敵将も脱帽「彼は素晴らしい」

5勝目を挙げたカブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
5勝目を挙げたカブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

ダルビッシュからの得点はソロ本塁打による1点のみ

■カブス 5-2 メッツ(日本時間28日・ニューヨーク)

 カブスのダルビッシュ有投手は27日(日本時間28日)、敵地メッツ戦に先発し、8回5安打1失点7奪三振の好投で5勝目(6敗)を挙げた。この日は日米通算2500奪三振の偉業も達成。今季最長となる8イニングを投げる圧巻の好投だった。

 初回を3者凡退に抑えたダルビッシュ4回に先頭の新人アロンソに42号ソロを浴び、先制を許したが、後続を抑えて最少失点で切り抜けた。カブスは5回、ラッセルの2ランで逆転。その裏、右腕は先頭フレイジャーに四球を与えて連続無四球は「142打者」で途切れたが、後続を断って無失点に抑えると、6回にはデービスから三振を奪い、日米通算2500奪三振を達成した。

 7、8回も3者凡退に仕留めてマウンドを降りたダルビッシュ。今季最長の8回を投げて5安打1失点7奪三振1四球。今季3度目のハイ・クオリティスタート(HQS、7回以上を投げて自責2以下)を達成する快投には、封じ込められたメッツのミッキー・キャラウェイ監督もお手上げの表情。「ニューヨーク・デイリーニュース」が伝えている。

「彼は球種をうまく織り交ぜていた。低めにボールを集めて十分にストライクを投げ、効果的だった。彼は素晴らしい投球をしたよ」

 8回まで5安打に封じられ、四球もわずか1個。後半戦に入って調子を上げているダルビッシュの安定感抜群の投球には、ナ・リーグのワイルドカード争いでカブスを3ゲーム差で追いかける敵将も脱帽するしかなかった。

(Full-Count編集部)

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