SB飯田が2度目交渉で納得サイン 森福移籍はチャンス「左の1番手目指す」
「左の(中継ぎの)1番手を目指す」
ソフトバンクの飯田優也が7日、2度目の契約更改の座につき、400万円ダウンの推定年俸2100万円でサインした。
今月1日の交渉で球団のダウン提示を保留していた飯田は「しっかり話をして納得できるところまでいった」と、2度目の交渉でサインに応じた。
「試合数(30試合)は最低限のところまでいったが、内容が伴ってなかったので『来年取り返します』と(球団に)伝えた。森福さんもいなくなったのでチャンスだし、ポジションを確立するという自覚をもって、しっかり成績を出せるようにやっていこうと思う」
飯田が「来年取り返すために、目標というより、やらなければならないこと」として掲げたのは50試合登板だ。
「勝ち継投でそれだけ投げられたら、自ずと見えてくると思う。左の(中継ぎの)1番手になって、左のワンポイントではなく、1イニング、2イニング投げて結果を出したい」
「勝負の年にする」と語る飯田は、「死球が増えてもいいくらいに(インコースを)攻めていきたい。今ある球種の精度を上げて、もっと緩急も使えるように」と自らの課題を挙げた。
失意の保留から1週間。若き左腕は、すっきりとした気持ちで来季へと向かっていく。(※金額は推定)
【了】
藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura