ロッテ根元は880万円減 “打撃改革”へ着手「がらっと変えて、違うことを」

大幅減も「納得してサイン」、来季は「死ぬ気で(チームに)貢献したい」

 FA権を行使せず残留を選択したロッテ根元俊一内野手(33)は9日、ZOZOマリンスタジアムで契約更改交渉に臨み、20パーセント減となる880万円ダウンの3520万円(金額は推定)でサインした。

 2012、13年と130試合前後に出場。遊撃、二塁で定位置を確保したが、ここ3年は鈴木大地らの台頭や新外国人の加入で年々、出場機会を減らし、今季は48試合出場で、107打数23安打、2本塁打、12打点だった。

「一年働けなかったので納得してサインした。(FA宣言しないことで)球団からはありがたい言葉をいただいた。来季は死ぬ気で(チームに)貢献したい。常にレギュラーをとる気持ちでやりたい。まだ老け込む年じゃない。3年ダメだったので、来年はがらっと(バッティングを)変えて、違うことをやりたい。変わった視点でバッティングを一から見直したい。反対方向へ強い打球を打つのが自分の持ち味」

 このように話し、「体の使い方が全く変わる」と打撃改造へ強い意志を示した。

 今季は、1軍昇格直後の4月30日・日本ハム戦で先制2点タイムリーを含む3安打でお立ち台に登り、5月1日のハム戦では日本ハム大谷から2点タイムリーを放ったが、その勢いを持続できず。「外野でも試合に出れるならどこでも守る」と宣言した。

 林球団本部長も「性格的にひとつひとつのプレーをきちっと踏まえながらやる選手で、周りにいい影響を与えている。(チームが)苦しくなった時に助けてくれる存在の選手」と期待。来季12年目は復活なるだろうか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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