現職も4人、目立つ黄金時代の西武出身者 12球団の2010年以降の監督は?

球界を“席巻”する「西武出身監督」、セで目立つのは生え抜き

 日本で12人しかいないプロ野球監督。セ・リーグ最下位に沈んだ中日は森繁和監督代行が、西武は中日1軍作戦兼内野守備コーチだった辻発彦氏がそれぞれ新監督に就任した。

 近年は、どのチーム出身のプロ野球監督が多いのか。フルカウント編集部では、2010年以降に監督を務めた各氏の現役時代の所属チームを調べてみた。

 パ・リーグ監督で目立つのが西武出身者。現職ではソフトバンク・工藤監督、ロッテ・伊東勤監督、西武・辻発彦監督、中日・森繁和監督がおり、2010年以降では西武の渡辺久信・元監督、伊原春樹・元監督、田辺徳雄・元監督、ソフトバンクの秋山幸二・元監督、楽天の大久保博元・元監督がいる。多くは86?94年までの西武の黄金期を支えたメンバー。森監督が就任した86年からの9年間で8度のリーグ優勝、6度の日本一を達成した。現役時代に培った”必勝術”が監督業にも生きているようだ。

 セ・リーグでは生え抜き選手や、現役時代にチーム所属歴がある監督が目立つ。2010年以降、巨人、広島の監督は生え抜きのみ。現役時代に他球団で過ごした監督は16人中、DeNAの尾花高夫・元監督(現・巨人1軍投手コーチ)、ヤクルトの高田繁・元監督(現・DeNAゼネラルマネジャー)の2人しかいない。チームの雰囲気やチームカラーを熟知した人間を監督に採用している傾向があると言えそうだ。

 以下は2010年以降の各球団の監督一覧。

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY